【ゴジノチャイム】1

11月2日の5時頃

里奈は1人で歩いていた。

ここは商店街である。

そう、里奈は服を買いにきたのだ。

「あーあ。結局いい服なかったなぁ…。時間の無駄だったな…。」

里奈はそうつぶやいた。

5時のチャイムが鳴る。

「よし、帰ろ!」

里奈がそう言った瞬間後ろからナイフのようなもので刺された。

「うっ…!」

里奈は倒れた。

近くにいた女性が叫んだ。

「だ…誰か…。救急車を!」

駆け寄った男性はそう言った。

里奈は目の前が真っ暗になった。

目が覚めると、そこは家だった。

時計を見ると午後2時頃だった。

「あっ…。あれ?夢?」

「里奈!あんた服買いに行くんじゃないの?」

母が掃除機をかけながら言う。

「あっ…。うん。行って来まーす!」

里奈は財布を持って家を出た。

里奈は自分好みの服をいっぱい探した。

しかし、里奈好みの服はなかった。

そのまま時間が過ぎ去り、午後の5時になった。

「あーあ。結局いい服なかったなぁ…。時間の無駄だったな…。」

里奈がそう言ったとき、あの夢を思い出した。

里奈は走った。

「また通り魔に会うかもしれない…。」

里奈はそう思ったのだ。

里奈が、走っていると、突然「ピッピッ」っとと音が聞こえた。

里奈は立ち止まった。

後ろを振り返った瞬間に「ドンッ!」と何かが爆発した。

そんな中、5時のチャイムがなる。

里奈はその爆発に巻き込まれ、手や足が飛び散った。

目が覚めるとまた家だった。

時計を見ると午後の2時頃。

「これは夢なの…?」

里奈は疑問に感じた。

「里奈!あんた服買いに行くんじゃないの?」

母がまた同じことを言う。

「あ、うん。」

里奈は財布を持って家を出た。

「今日もまた死んでまた家で起きるんだろう」

里奈はそう思っていた。

里奈は服を買いにいかず、喫茶店でいた。

何も頼まず何時間も居座った。

「あの時間にになるまで、私は何もしない。」

そう考えていたのである。

そして午後の4時50分頃。

里奈のお腹がなった。

「なんか買お…。」

里奈はサンドイッチを頼んだ。

5時のチャイムがなる。

里奈が頼んだサンドイッチを店員が運んできた。

里奈がサンドイッチを口にした。

そのとき、里奈は咳き込んだ。

どうやらサンドイッチに毒が入っていたらしい。

里奈はそのまま倒れたこんだ。

目が覚めると家。

時計をみると午後の2時頃。

「里奈!あんた服買いに行くんじゃないの?」

母が掃除機をかけながら言う。

「ごめん。お母さん。今日じゃなくて明日でいいかな?」

「明日って明日は学校よ。」

「じゃあ、来週!」

「うーん。そこまで言うなら…。」

「ちょっと、散歩してくる!」

里奈は嬉しかった。

もう、死なない。ずっと、そう思っていたのだ。

里奈は散歩しての途中、川を見つけた。

川を見ていると、川の中にキラキラと光っているものが見えた。

「なんだろう?」

里奈は手を伸ばした。

しかし、届かない。

「もうすこし…。」

里奈がまた手を伸ばしたときに里奈は川へ滑り落ちた。

「きゃあ!」

里奈は叫んだ。

しかし、川は里奈の腹くらいの水の量で浅かった。

岸ともそんなに距離は無い。

里奈は流されそうになりながらも、立った。

しかし、歩けそうにない。

泳ごうとするが流されるような気がした。

「まぁ、誰かに助けを求めれば…。」

大声を出そうとした瞬間に雨が降ってきた。

その雨はどんどん強くなってくる。

「え?確か雨は降らないはず…。」

川の流れが強くなる。

「あ…!」

里奈の足が滑り、流された。

川の水の量も増え、流れも速くなる。

「だっ…!だれ…か…。た…け…。」

溺れながも声を出そうとする。

「でも、まだ5時じゃない!」

里奈はそう思った。

里奈が流されているときに丸太があった。

里奈はその丸太に捕まった。

「はぁ…。はぁ…。」

この丸太は雨で倒されのではなく、川の近くにあったことを里奈は知っていた。

腕時計を見ると午後3時10分。

「あはは…。私、死んでないや…。」

里奈は疲れ果てて声が出なかった。

そのまま1時間が過ぎた。

里奈は寝ていた。

雨もやんでいた。

そのとき、丸太がミシミシと鳴りはじめた。

その音に里奈は気付かなかった。

それから数分後。

ギシッ!

丸太が折れた。

里奈は気付かず、寝ていた。

丸太が2つに分かれ、里奈がつかんでいる方だけが、流れた。

里奈はハッと目が覚めた。

腕時計を見ると、4時57分だった。

「どうしよう!」

里奈はそう思った。

そのとき里奈はや丸太から手を離してしまった。

「…!」

里奈は溺れた。

「はっ…!」

5時のチャイムが鳴り始めた。

「……!」

「はっ…!」

目が覚めるとそこは家だった。

「どうしよう…。私…。このまま…。」



続く