【ゴジノチャイム】2
「どうしよう…。私…。このまま…。」
「里奈!あんた今日は…」
里奈は二階へあがり、自分の家へ入った。
里奈はベッドに入った。
「怖い…!怖いよ!」
里奈は叫んだ。
それから数時間後。5時のチャイムが鳴り始めた。
そのとき、部屋に誰かが入ってきた。
それは母だった。
母は包丁を持っていた。
里奈は起き上がった。
「おっ…。お母さん…?」
母は里奈を刺した。
目が覚めると、家の中。時計を見ると2時頃。
里奈は何回も死なないようにしたが、何回も死んでしまい、目が覚めるのだった。
「もう、私は…。」
里奈は家を出り、幼馴染の圭也の家に行き、圭也の部屋に行った。
「圭也!」
圭也は宿題をしていた。
「おお…!なんだよ…。」
「あのさ…。」
「おいおい〜。いくら鍵が開いているからって、人の家に勝手にあがりこむなよ〜。」
「今はそれどころじゃないの!」
「どうしたんだよ…。」
「ねえ…。圭也は私のこと嫌い?」
「きっ…。嫌いじゃねえよ。」
「私のこと殺したりなんかしない?」
「そんなことしねえよ…。」
「絶対?」
「うん。」
圭也はうなずいた。
「じゃあ…。5時のチャイムが鳴り終わるまで、ここでいていい?」
「あぁ…。」
「その代わり、圭也も5時のチャイムが鳴り終わるまでこの部屋から出ないで…。」
「はいはーい。」
「よかった!」
それから数時間後。
時計の針は4時50分をさしていた。
そのとき、圭也がハサミをもって、こっちを向いた。
「け…。いや…?」
「あ…。あれ?手が勝手に…。」
「圭也?」
「里奈!この部屋から絶対出るな!」
「でも、それじゃあ…。」
「あと、ドアの鍵も閉めろ!」
「うん…。」
里奈はドアの鍵を閉めた。
「里奈!俺から逃げろよ!」
圭也は手を抑えながら言う。
そのとき、部屋のドアが鳴った。
ドンドン!
「里奈!開けるなよ!」
「うん!私、圭也を信じるから!」
5時のチャイムが鳴り始めた。
「里奈!交わせ!」
圭也は里奈を刺そうとしたが、里奈は交わした。
5時のチャイムが鳴る。
里奈は交わし続けた。
5時のチャイムが鳴り終わった。
里奈は圭也に刺された。
「うっ…!」
目が覚めると家の中だった。
「まただ…。」
5時のチャイムが鳴った。
「え!?」
里奈は時計を見た。
時計は5時に針をさしていた。
時計を見た瞬間、里奈はループしていたころの記憶が真っ白に消えた。
「あれ?なにしてたんだろ…?」
それから里奈はループの世界から解放されたのだ。
2年後。
11月6日。
2時頃。
里奈は宿題をしていた。
「里奈!」
圭也が部屋に入ってきた。
「なっ…。なによ…。」
「あのさ…。」
「ちょっと〜。いくら鍵が開いているからって、人の家に勝手にあがりこまないでよ〜。」
「あっ…。ごめん…。じゃあな!」
「はーい。」
それから数時間後。
5時のチャイムが鳴った。
「け…。圭也…?」
END